2008年ノーベル物理学賞を
受賞された益川教授の別荘
滋賀県高島市 / M様邸
先生、こちらはセカンドハウスですか?
(先生)はいそうです。
どれくらいの頻度で過ごされるんですか?
(先生)だいたい金土日と来ています。
だいたい毎週過ごされるんですか?
(先生)はい。でも今年ばかりはそうはいかん。半分くらいになってます。
(奥様)先月は1回しか来れなかったです。
もともと週末で過ごされる場所を探していたんですか?
(先生)2003年に京大を退官しまして、本の置き場所を探していました。
そこで、このあたりに何か小屋というか、倉庫というか、
そういうものを建ててしまっておこうかと・・
そしたらだんだん話が大きくなって家が建ちました(笑)
書斎を後から増築
書斎を後から増築されたんですね?
(先生)いちばん最初にこちら(別荘)が建ちました。
そのうち6年間も通っていると、だんだんだんだん本が増えまして(笑)
では週末はだいたい本を読まれている?
(先生)基本的にはCDを聞いてます。クラシックを聞いて…
あっ、やっぱりいちばんいいのはね、冬、真冬。
雪が降った日に、薪ストーブたいて、
炎がチラチラするのを見ながら、クラシック聞いて、本を読む。
これが最高。
冬がお好きですか?
(先生)薪ストーブっていうのはすごく面白くて、最初来た日は4時間くらい暖かくならない。
しかし1回暖かくなると、寝る時に火を落としても翌朝もまだポワーッっと暖かい。
そんな朝が来る冬が、いちばん好きなんです。
別荘を考える時は、もうログだったんですか?
(奥様)ログっていうか…他はね…ホンカはパンフレットがいちばん良かった(笑)
(ティンバーファクトリー)
ちょうどホンカがこの分譲地にパンフレットを置きはじめた頃で…
このあたりでは第一号のホンカです。
ホンカ以外に、他に候補はあったんですか?
(奥様)その頃は、丸ログ、角ログ、Dログなんてことを知りまして、
そんな初歩的なことから勉強しました。
ログの中でも、シャープな方がいいなって思って。
ホンカさんはセンスが合ったんだと思います。あと、外壁の色。
最初は森の中なのでグリーンが良くて、
ホンカさんはそういうカラーも似合うなと思いました。
(ホンカ・ジャパン)
今、ホンカには、窓枠だけを塗るとか、
天井だけを白く塗るとか、そういうオーダーも多いんですよ。
(奥様)はい、見ました。ありましたね。窓枠だけでもいいですよね。
何年かしたらカーテンも変えますから、
その時窓枠もイメージチェンジしなくちゃ(笑)
先生はこうした天然木の家ができることご存知だったんですか?
(先生)いや、できるまで知りませんでした。
(奥様)いろいろなことは、私の独断で進めていたものですから。一応相談はしましたけどね(笑)
フィンランドについて
先生はこホンカがフィンランドのメーカーというのはいつ頃知ったのですか?
(先生)パンフレットで最初から知っていました。
フィンランドではほとんどの人が別荘、サマーコテージを持ってるんですけれど、
先生のフィンランドのイメージは?
(先生)授賞式でスウェーデンには行きましたが、
ぜひフィンランドにも1回行ってみたいと思っています。
シベリウスの音楽を聞いているとフィンランドはこういう国かなあって気がする。
冬は、厳しいだろうけれども、ブリザードが吹くようなそういう厳しさではなくて、
ぐーっっと寒くなっていくのであろうと。音楽から想像しています(笑)
ノーベル賞を受賞されて、 ここに取材クルーは来ましたか?
(先生)この別荘は、NHKと、BBCと、TBS(情熱大陸)かな。
今は取材は少し落ち着きました。代わりに講演の依頼がどんどん増えまして。
大学の仲間から、来年はぜひって。
これからはそういう講演の仕事が忙しくなってきそうです。
(奥様)もう来年まで埋まっているんです。
今は再来年ということで、お受けさせていただいてる状況です。
ノーベル賞を受賞された時、
たいへんユニークな先生と日本中で有名になりましたが、どんな感想をお持ちですか?
(先生)いや僕は普通にしゃべってるだけなんだけど(笑)
同じことを言っていると思うんだけど言い方が違うんでしょうね。
そこがみなさんにはおかしいんでしょうか(笑)
ホンカについて
実際にホンカにお住まいになっていかがですか?
(先生)住みやすいなあって感じました。
(奥様)2重窓は結露ができないって知って驚きました。
(先生)あと僕は、自宅の方でも、完全にイスの生活なんですよね。
ホンカさんの家では完全にイスの生活なのでたいへん快適です。
日本家屋で完全に洋式っていうのは、まだ浸透していないと思うんですよね。
洋間はありますけどね。すべてが完全に和式でなく、完全なる北欧スタイル。
ホンカさんの家はそこが面白いと思うんです。
ホンカの所有しているモデルハウスはほとんどが玄関に段差がありません。
ヨーロッパでは一般的なのですが。
(先生)日本だったらやっぱり、外と中ははっきり分けないといけない。
靴は外で脱いでというように。
(奥様)だからというわけではありませんが、この家は玄関は作らなかったんです。
週末来るところですし、家族が集まる場所で、 来客も考えてませんでしたので、
できるだけオープンにしたかった。あそこの何気ない窓が、玄関代わりなんです。
さきほど来た時に、家中の窓が全部開いていて、中からクラシックが聞こえて、
とっても雰囲気がよかったですね。自然との近さを感じますか?
(奥様)自宅の方は庭もないので、自然に囲まれたこちらは、全く逆という感じがします。
やっぱりこういうところにはログがいちばん似合うと思いましたね。
ところで、フィンランドではホンカのような、こういうお家が多いんですか?
(ホンカ・ジャパン)
日本でのニーズは住宅が7割。フィンランドでは8割くらいが別荘ですね。
フィンランドでは、一般住宅の需要は少ないんです。
というのも、100年200年当たり前という家が多いんですね。
それも影響してか、向こうは中古の方が家の価値が高いんですね。
(奥様)スウェーデンといっしょですね。フィンランドは地震はないんですか?
(ホンカ・ジャパン)
ええ。地震はないんです。山もありません。ほとんどフラットな地形なんですね。
ですから、木の年輪も太陽が均一にあたるので、同心円上のきれいな年輪ができる。
しかも寒いですから、年輪と年輪の間が狭くしまっている。
ホンカのログ材の木目が美しいのはそのためなんです。
奥様から見て、先生はホンカの住まいで、変わられましたか?
(奥様)この家で、主人も、家は寝るだけの場所じゃないっていうのが
わかったんじゃないでしょうか。自然と一体になっている家ですから。
主人は朝顔やひまわりくらいしか知らなかったのに、あざみがここにあるね、とか、
そんなことに興味を持つのも 今までの主人にはありませんでした。
ホントに数字ばっかりの人っていう感じでしたが、人間って変わるんですね。
この家と、この家のまわりの自然が、主人を変えているようなんですけれど(笑)
(ティンバーファクトリー)
僕は今日益川先生のお話を聞けてすごくうれしいです。
ずっと奥様とお話して家を建てさせていただいたんですが、
家や、家のまわりの佇まいを気に入っていただいているようなので、
そこがわかってとてもうれしかったです。
最後に、先生は、どんな時ホンカの家で幸せを感じますか?
(先生)僕はやっぱり、雪が降る日に、この家で薪ストーブをたいて、
クラシックを聴いてるのがいちばん幸せです(笑)
益川敏英 教授プロフィール
1940年生まれ。58年名古屋市立向陽高校卒、62年名古屋大学理学部卒、67年名古屋大学大学院理学研究科修了、同理学部助手、70年京都大学理学部助手、76年東京大学原子核研究所助教授、80年京都大学基礎物理学研究所教授。同理学部教授、同大学院理学研究科教授などを経て97年同基礎物理学研究所長。2003年定年退官、京都産業大学理学部教授に。07年からは名古屋大学特任教授も。97-2000年日本学術会議会員。
2008年ノーベル物理学賞受賞
クォークが6種類あると仮定することで「CP対称性の破れ」を説明できるという論文を小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授とともに1973年に発表、「小林・益川理論」として有名になる。小林誠氏、さらに「自発性対称性の破れ」という考え方を初めて導入した南部陽一郎シカゴ大学名誉教授とともに2008年のノーベル物理学賞受賞者に選ばれた。2001年文化功労者。